機関紙(TUTTI) | 軽井沢シンフォニックコーラス

浅間山紫

機関紙(TUTTI) | 軽井沢シンフォニックコーラス

REPERTOIRE OF KARUIZAWA SYMPHONIC CHORUS
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軽井沢シンフォニックコーラス

TUTTI

第56号

2025.07.25


今号は、過日のフォレストコンサートの感想などを収めた『フォレコン特集号』です


演奏会を終えて 寺田 和歌子

この度の大賀ホールでの演奏会を終えて、心から充実感と感謝の気持ちでいっぱいで
す。武満徹の『小さな空』、宮沢賢治の『星めぐりのうた』、最後に『冬の星座』を誰
に邪魔されることなく 1 番に歌えて、シンフォのカラーが会場いっぱいに表現できた
と思います。リハーサルまでの緊張感を乗り越え、本番では今までで最高の演奏がで
きたと実感しています。

私は当初からアカペラでの演奏に揺るぎない信念を持ち、ピアニストから伴奏の提案
をいただいた際も、団員の皆さんの力を信じてお断りしました。演奏会直前には不安
の👉も聞こえましたが、本番での皆さんの集中力と表現力は私の信頼を見事に証明し
てくれました。


今回は音楽を共に創り上げる一体感を、練習ではもちろん、ステージでも味わえたこ
とが最大の収穫でした。皆さんの真摯な姿勢と献身的な努力に心から感謝しています。


この貴重な経験を胸に、来年の武満徹『死んだ男の残したものは』に向けて、さらに
深い表現を追求していきましょう。しばらくは、ピアノなしでもう一度武満さんに向
き合いましょう。お互いの響きを大切に、より高みを目指して共に歩んでいけること
を心から楽しみにしています。


2025 フォレストコンサートに参加して 伊藤 綽子( アルト )

皆様、フォレストコンサート出演、お疲れ様でした。

今年度は出演が第1番目だったため、リハーサルから少々緊張気味にスタートしまし
た。

第1曲目の「小さな空」は武満徹(詩・曲)のピアノ伴奏なしの曲です。武満が幼い
頃、家の近くにキリスト教の教会があり、屋根には十字架、窓には美しいステンドグ
ラスが貼ってあり、2階の窓からそれを見て👉ったこと。腕白な子どもで、お母さん
によく𠮟られて泣いたこと。美しくて、暖かくて、優しさに包まれた子ども時代を繊
細なメロディーで綴っています。

第2曲は「星めぐりのうた」でした。作曲もする童話作家である宮沢賢治の曲です。
符点8分音符に 16 分音符が弾むように私達を星空に誘います。お母さんが幼児に歌
ってあげている情景が思い浮かびます。

第3曲は子供の頃からよく知っている「冬の星座」でした。堀内敬三作詞・ヘイズ作
曲・若林千春編曲で、初めて見る”手書き(高音部の補助線はどこまでも加えられて、
一体何の音か分からない状態の)“の楽譜です。合唱部分は主旋律がソプラノからテナ
ーに移ったり、またアルトへ、バスへと華やかなピアノ伴奏に導かれて移っていきま
す。最後は4👉が歌いあげます。・・・冬の満天の美しい星たちと共に。


お客様にはどのように届いたでしょうか・・・。

少々心配でしたが、私達は満足してステージを降りました。


2025 年フォレストコンサートを振り返って 安光 榮子( ソプラノ )

今年のフォレストコンサートも終わってみれば、本番はまとまっていたように思い
ますし、練習時より格段に出来が良く、ステージから退場する時は安堵の笑みがこぼ
れました。一番心配された「小さな空」が山内さんによれば一番良くて、「冬の星座」
は各パートがバラバラで良くなかったとのことでしたが、どういう状態が一番あの曲
にとって良いのか、考えたりしました。他のパートの👉を聴くということでしょうか。
それは私のこれからの改善点です。

私の友人からの今年のコメントは「難しい曲なのにソプラノの👉がよく通って、男
性の👉も良かったね。いい音楽を聴けてありがとうございました♬」とのことでした。
( テヘ、すみません、友人なので。)

お隣のお家のおば様はホールで会うと、私の手を取って満面の笑みで「よかった
あ!」と言ってくれました。私もほっとして嬉しくなりました。

もう、かれこれ長い間、数多く大賀ホールのステージに立って来ました。今年は以
前よりホールが狭く感じられました。これはいいことなのかなとか自分で勝手に思っ
ています。家族からは目が悪くなったんじゃない?とか言われましたが。視力は確か
に以前より落ちていますがね。昨年はハイチェアに座って歌いましたが、今年は立っ

て歌えました。イケメンの理学療法士さんに感謝かなあ、ハハハ。リハビリは卒業し
たので寂しい限りです。

皆様、お身体を大切にして一日でも長く共に歌って参りましょう。これからもよろ
しくお願いいたします。


地球に生きる喜び 小松 春美( ソプラノ )

2025年のフォレストコンサートは、出場した8団体の最初が軽井沢シンフォ
ニックコーラスでした。物事の始まりはドキドキ感とワクワクする期待とに満ちて
おり、緊張するも喜びでいっぱいでした。そんな私はステージ裏で出番を待ちなが
ら水を一口飲むと、弱点の気管支炎に障り咳き込んでしまいました。皆さんにご迷
惑をおかけしてはいけないと焦っていると、舞台裏のビデオに一人の姿が映し出さ
れ、夫であることにビックリ! 皆の心配を他所に堂々と舞台袖から出て、戻って
きました。後に聞いた友人夫妻からの感想では「ステージの確認をされたのでしょ」
との事。本人も、後ろを見たら誰も来ないので、慌てずしっかりした足取りで戻っ
たのだそうです。とんだハプニングでしたが、その後は順調に進行されました。


最初の曲『小さな空』は作詞・作曲が武満徹。彼の作品は前衛的なものが多いの
に、この曲は繊細であたたかい歌詞です。無伴奏で合唱すると、一人ひとりの👉が
大賀ホールに響いて、幼い頃を思い起こし胸が熱くなりました。

次の宮澤賢治・作『星めぐりのうた』を歌うと、子供のころに読んだ「銀河鉄道
の夜」を思い出しました。主人公ジョバンニの旅が、心の成長と孤独の克服と、親
友カムパネルラとの別れで本当の幸せを見出し、牛乳を手に母親のもとへ歩き出す
姿…。私は『星めぐりのうた』で星をめぐると、己の過去を思い起こします。

最後の『冬の星座』は、小学校唱歌で歌いました。後期高齢の今、寺田先生の指
揮で歌い、清水先生の美しい伴奏が独自の世界観を与えておられ、そのハーモニー
がたまらなく豊かに感じられました。そして特にこの年齢になって感銘を受けたの
は「くすしき光」です。単なる光ではなく、不思議な力や、神秘的な光景、あるい
は超自然的な現象を暗示するとの事。「無窮」 もそうですが、歌詞に深みと神秘性を
与えており、日本語の美しさを如実に感じます。


今年は 「空」 をテーマにした3曲で、それぞれ独自の世界観があり、それを以って
歌いました。独り練習をしながら夜空を見上げ、この地球に生きる喜びを歌唱でき
るのは感動と、心からの感謝です。

空は見えなかった 岡田 弥生( アルト )

去年の大賀ホールでは「宿場さんざめき」で浅間へ向かう地蔵ヶ原の光景を体感でき
た喜びにひたったので、今年は「どんな空が見えるかな」と楽しみにしていたのです
が、なんたること、空どころか、客席のキャベツも、なーんにも見えませんでした。
15 分間の記憶さえもあやふやです。

ひどく緊張していたせいだろうと思います。大賀ホールに来てくれた友人からは「も
のすごく怖い顔してた」と言われました。緊張して集中することは悪いことではない
ですが、歌を楽しむ気持ちが行方不明になってしまうようでは、とほほ、です。

毎朝犬の散歩をしながら空を眺めるのが楽しみだし、夕日を受けたステンドグラスが
輝いていた光景を見たこともあるし、夜空の星を眺めるのも大好きなのに、そして大
賀ホールの落葉松の響きを感じたかったのに、ガチガチに緊張して扉を閉ざしてしま
ったのが無念です。

7月初めの万咲で、「小さな空」の一部を歌った時は、楽しかったなあ。楽譜を持たず
に歌ったのは初めてでした。いつもとは並び方も違うし全体の👉がよく聞こえたわけ
ではなかったけれど、合唱っていいなあ、とあらためて感じました。大賀ホールでは
なくて万咲で、というのが残念。

緊張していてもしっかり聴いて、わくわくしながら歌う、そういう人に私はなりたい。


ますますの御発展を 村野 穏( 元アルト )

平成17年5月(2005 年)大賀ホール杮落しを機に発足されたシンフォニックコーラ
ス。途中、今とは違う名前の時もありましたが、現在の名前に落ち着きました。その
頃、和佳子先生、まだ学生だったそうで、和佳子先生のお母さん(泉先生)に御指導
いただきました。

この先生、何と体👉の先生だったと聴いています。きっとスポーツにも、たけていら
っしゃったのでは?

性格も明るく、👉にも張りがあり、和佳子先生もその気質を継いでいらっしゃる気が
いたします。

美しい村の組曲中、3 曲目「浅間山噴火」を「大爆発、々々々」と仰っていたのを今
でも思い出します。

先生、練習にも熱心で、私達団員もついてゆくのに一生懸命でした。泉先生、さぞか
し大変だったと思います。

先日も申しましたが、和佳子先生の指揮し乍ら踊り出されるのも、そのルーツかもし
れません。

皆さん、練習を重ねられ、9 月にみえる柳沢先生(ピアノ)にも、びっくりしていた
だこうじゃありませんか!

両先生の指導のもと、今後、増々の御発展をお祈りいたします。

だって本番に強いシンフォニックですもの、どんと来いって感じです。 終り。


雑感 村井 佳彦( バ ス )

たまたま YouTube でパート音源を見つけて、散歩や通勤で聞いていたら、思いのほ
か頭に入った。暗譜できて良かったのは練習から指揮者に集中できること。

反省は譜面での確認がおろそかになってしまったこと。そのため不安な個所が残って
しまった。なるべく早く暗譜をした上で譜読みを繰り返そう。


発👉その他諸々について悩みが続いている。日常で👉が響くときとそうでないときが
ある。何が違うか、合唱にはどちらがあっているのか知りたい。自由に制御できれば
いいな。


音程について、出す音、自分で聞く音、他の方の音、あっているはずなのに、感覚的
にズレているように聞こえる。音色のせいなのかよくわからない。

全音の違いはどの音程でも同じはずなのに、場所によって音符の距離に違いを感じる
のはなぜだろう。

一方、練習の録音を聞くと、最初の音が低めからずり上がったり、長音が上ずったり
に聞こえ (とっても音痴) 愕然とすることがある。細やかさが足りないと思う。


リズム感はあると思っているが、最後の拍への丁寧さが足りないことを痛感している。
しかし丁寧すぎると遅れてしまう。👉が音になるまでの遅れも多い。子音がジャスト
タイムで出せてすぐに母音に移れるようになりたい。


顔をはじめ👉を出す機関としての体の使い方に興味を持ちはじめた。日常的に意識を
続けなければとおもう。


以前から思っていることだが、曲に向かったときに生じるいろんな感情がなぜ起きて
来るのか、その理由を譜面から拾えるようになりたい。

と き

その瞬間

強く想ったこと 白枝 庸介( バ ス )

玄関から 55 歩、桜並木を真直ぐ 141 歩、敷地に入って 43 歩で楽屋入り口。そこから
通路でステージドアまでの計 269 歩 約 160 ㍍の距離に丸二年を要してしまいました
が、お蔭さまでやっとステージ・デビューを果たせました。ありがとうございました。


ステージドアが開いた瞬間から降壇するまでの間、不思議なほど
客席のキャベツがよく見え、

一人の演者であると意識でき、

ホール全体を自分のものと感じ、

👉をコントロールできたように感じました。

そして、やり直しができない「一回性」の心地良い緊張感を味わえました。


最後に全体合唱で皆さんと歌いながら、ここで『軽井沢組曲第14曲・美しい村』を
歌えたら、どんなにか素晴らしいだろう! と。


掛け持ち出演での苦労話 依田 功( テノール )

コーラスでは現在、こちら「軽井沢シンフォニックコーラス」と「軽井沢混👉合唱
団」「軽井沢童謡唱歌を歌う会」の3つに所属しています。またその他に歌関係では

「追分節保存会」や期間限定の「ともだち合唱団」、大賀ホールオープンを記念しての

「第九を歌う会」などにも参加しました。これだけやっているとなかなかたいへんで、
仕事をしている時はさすがに出来なくなり、いくつかを休ませていただいた時もあり
ました。

2つのコーラスに絞って話をさせていただきますと、シンフォニックでは「美しい
村」、軽井沢混👉ではオペラ「メリー・ウィドウ」のそれぞれの初回公演の開催に携わ
らせていただいたことはとてもラッキーでした。2つの公演は、どちらも最高に感動
的なもので、忙しくはありましたが、2つのおいしいところをたっぷり味わわせてい
ただき、自分は何て幸せ者なのだろうと思ったりしたところです。今また、「美しい
村」公演の話が進んでいますが、新しい感動を楽しみに、大イベントにはなりますが
みんなで力を合わせて頑張っていけたらと思います。

苦労話で言いますと、2つやっているのはやはり忙しいです。軽井沢混👉ではオペ

ラをやるので練習量も相当なものになり、発表前の1~2か月は特に気合が入ってき
ます。オペラは発👉とかの面でもとても勉強になり、「何としても通る大きな👉を出
そう」と工夫しながら努力することで、👉量が増してくるような気がします。また、
コーラスなどでも言えることですが、びっくりするようないいメロディーに出会うこ
とがあり、これもやっているからこそ味わせる感動かなと思います。

そんな掛け持ちの中で助かるのは、歌うパートの音源をいただくことです。先日歌
った「小さな空」などでも、音源を送っていただきとても助かりました。音源がある
と自主練習が効果的に出来るので、短時間で覚えられ負担が少なくなります。自分で
ピアノが弾ければ音取りが出来るのですが、間の取り方が難しかったり、今ひとつう
まくいきません。いよいよ覚えられない時は、ピアノの先生にパートを弾いていただ
いて録音し覚えたりしています。今度やる「死んだ男の残したものは」でも音源があ
ると助かります。あの曲もそれぞれのパートが複雑に絡み合い、バッチリ決まれば格
好いいと思うので頑張りたいです。

そしてもうひとつ頑張りたいのが実はフォークソングなのです。1970 年代フォー
クブームの後半で若い時代を過ごした自分にとっては、やはりあの頃流行った「かぐ
やひめ」「井上陽水」「吉田拓郎」「さだまさし」等々の当時「ニューミュージック」と
呼ばれたものをやりたいのです。今もライブは年4~5回ほどやっており、主にオリ
ジナルを歌って楽しませていただいております。何と言っても自分の曲を思い切り歌
うのはいいものですし、多少間違えても誰にも分かりません。最近新曲はあまり出来
ていませんが、このごろまた作りたいなと思ったりしています。歌関係をはじめ、そ
の他にもやりたい事、やらなければならない事が山ほどあり忙しいところですが、家
族やまわりの皆さまにご迷惑をかけないよう気をつけながら、日々元気よく活動して
いきたいと思っております。お世話になりますがよろしくお願いいたします。


「2026 フォレストコンサートに向けて」 大林 義博( 団長・テノール )

「軽井沢緑の音楽祭」の名称を「軽井沢フォレストコンサート」に変えて 2 回目を

  1. 月 15 日に開催、当日は朝 9 時からタイムテーブルに沿ってステージリハからラウ
    ンジリハ、そして本番のステージは最初、という条件のもと、指揮者の寺田先生、ピ
    アノの柳沢先生、清水先生の指導により日ごろの練習の成果が発揮されたコンサート
    になったと思います。

    参加 8 団体中、混👉は 3 団体で、当団はバスが 5 名と一番多く、その厚いベースの

    上にアルト、テノール、ソプラノと素晴らしいハーモニーを聞くことができたと評価
    されました。

  2. 月 19 日、9 回目の実行委員会の反省会では、2 時間にわたって多くの意見が出ま

した。詳細については後日報告致しますが、入場者数は昨年より 60 名多い 320 名で
した。

2026 フォレストコンサート(来年 6 月 14 日)に向けて 10 月 11 日実行委員会が開
かれます。多くの意見や提案をお待ちしています。


【編集後記】


皆様にしつこく懇願を続けたおかげで「フォレコン特集号」ができあがりました。御寄稿くだ
さった皆様、ありがとうございました。十人十色と言いますけど、同じ時空を過ごしても、ほ
んとうに人それぞれなんですね。こんなふうに色とりどりの個性が集まったのも、ただひと
つ、一緒に歌を歌うため。これからも元気で、楽しく歌っていきましょう ( 岡田 )


7/19 実行委員会にて軽井沢組曲歌唱を提案のうえ初演 CD+歌詞パンフを各コーラス代表出
席者に4組お預けしました。①山鳩⇒コーロ(大林さん)、②ハーモニー⇒混成(依田さん)、

③借宿⇒チェンバー(寺田先生)、④ゴスペル⇒軽女(遠山美枝子さん)。年末頃には試聴・回覧
が終わって( )様に戻りますので、白枝までご回付のほどお願いいたします( 白枝)

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